雨が降っても自分のせい 7月になり、すでに沖縄地方では梅雨明けが発表されたものの、関東ではもうしばらく雨模様の天気が続きそうです。じめじめした梅雨の時期は気持ちも晴れず鬱陶しいものですが、かといってその後にくる猛暑の季節を考えると、それはそれでうんざりするのは私だけでしょうか。
どんな結果も、人生の通過点 6月に入り、各クラブでは公式戦やコンクールが開催される時期になりました。現在はそれらの大会の運営は公立校に合わせているため、本校では授業のある土曜日に日程が組まれることもあり、そんなときには出場する生徒たちは授業担当の先生方に事情を話し、「公欠願」を提出して出かけて行きます。 このように、クラブに所属している生徒たちにとっては、土曜日だったら授業を休んで、また日曜日だったらせっかくの休日にもかかわらず、大会に参加しています。これまで打ち込んできたクラブ活動ですし、特に最上級生にとっては出場できる大会も残り少なくなっていますから、い
AIは感動しない このところ、ChatGPT(対話型人工知能)が何かと話題になっています。先月21日には朝日新聞と毎日新聞でそれぞれの朝刊の1面に、「対話AI利用 大学模索」(朝日新聞)、「生成AI『ルビコン渡った』」(毎日新聞)といった大きな見出しを付けてこのChatGPTを記事にしていました。このようにChatGPTは毎日のようにいろいろなメディアで話題になり取り上げられています。 ChatGPTについては、質問やキーワードを入力するだけで自然な文章で回答してくれるため、これまで人が多くの時間を費やして行っていた定型的な業務においては作業効率の大幅な向上
子どもは未来からの使者である 長く続いた新型コロナウィルス感染症の流行が、ここにきてやっと沈静化に向かいつつあるようです。それに伴ってこれまでは母校への訪問を遠慮していた卒業生たちが、この頃は年度末の近況報告に訪れてくるようになりました。そして、そのうちの何人かは校長室に挨拶に来てくれることもあり、つい先日も10年ほど前に卒業した男子2名が久しぶりに顔を見せに来てくれました。 訪問してくれたふたりは、在学中の面影を残しつつも今では立派な青年に成長し、一方は都内で、他方は埼玉で、それぞれ数学科の教員として働いています。教師としてはまだまだ駆け出しのふたりですが