2021.10.1
巨人の肩の上に立つ
朝、校門の前で生徒たちの登校を迎えていると、ときどき車道を隔てた向かいの歩道を、近隣の保育園の園児たちが手をつないで朝のお散歩に出かけていくのを目にします。おそらく保育園の先生方も、園児たちが飽きないようにと毎日のお散歩コースを変えているのでしょうか、通り過ぎていく園児たちはもの珍しそうに周囲の風景にきょろきょろと目をやりながら、かわいらしい歩みを進めていきます。そんな様子がほほえましく、たまにそうした園児と目が合ったりすると、こちらもついにっこりと手を振ったりしてしまいます。そして、そんな私の様子を怪訝な顔で横目に見ながら、生徒たちは校門を