高校2年生の物理の授業で、箔検電器を用いて静電気の性質を調べる実験を行いました。
箔検電器は静電誘導の現象を利用し、帯電の有無や強弱を調べられ、(既知の帯電状態と比較すれば)正負も判定できる装置です。
実験では、上部の金属板に帯電した物体を近づけ、箔の開き方を観察しました。
帯電体を近づけると金属内部で静電誘導が起こり、帯電体に近い金属板側には異種の電荷が、離れた金属箔側には同種の電荷が偏ります。
金属箔は2枚に分かれており、同種の電荷どうしは反発するため、箔は互いに押し合って開きます。
また、(距離などの条件が同じなら)上から近づける帯電体がより強く帯電しているほど箔は大きく開き、帯電体を遠ざけると静電誘導が弱まり、箔は閉じていくことも確かめました。
単なる実演ではなく、「なぜ開くのか」「どこへ移動したのか」と問いを立て、現象と理論を往復しながら考える時間は、教科書の式や図だけでは得られない、体感的な理解が深まる実験となりました。