高校2年生・東北大学 地域課題解決プロジェクト(フィールドワーク)

2025.11.12

今年も、東北大学のアントレプレナーシップPJに参加しています。
高校2年生の2人が、夏休みの2日間を使って、秋田県までフィールドワークに行きました。
 
--以下、フィールドワークの振り返りです--

私たちが課題と考えていた「曲げわっぱの製造過程で大量に発生する鉋屑(かんなくず)の処理問題」について、複数の企業、事業者、関係者の皆さまへの調査を通して、処理自体に対して工房の方々はほとんど困っていないことが分かりました。
すでに鉋屑については約10年前から回収事業者に引き取ってもらっているとのことで、回収された鉋屑は空港の屋上で使われているウッドデッキなどに再資源化されているそうです。
また、他の事業者のヒアリングでも、ゴミ処理を委託されることはほとんどなく、この地域では廃材処理を概ねそうした事業者に委託しているようです。
私たちは、そうした現状をもとに…
曲げわっぱの製造過程で発生する大量の鉋屑について、現在それらの一部が無料で提供・処分されているだけで、地域の収益となっておらず、地域産業の活性化に繋がっていない点に着目しました。
そこで、私たちは回収した鉋屑を
1.吸水ポリマー(例:紙おむつなどへの応用)
2.肥料(土壌改良・再資源化)
などに再活用することで収益化し、地域の産業活性化を図る循環型モデルを実現できないか検討しています!

12月末の仙台でのプレゼンに向け、引き続き活動に励んでいきます!