東京大学「宇野ゼミ」特別授業

2025.07.23

7/14(月)、東京大学で人気の「宇野ゼミ」を主宰する宇野健司先生を本校にお迎えし
「問題解決のための思考法」と題した出張講座(特別授業)を開催していただきました。
 
当日は、本校の応用力クラスに在籍する生徒の希望者(中3~高2までの約50名)が3時間の出張講座を受講しました。
授業冒頭、宇野先生は「挙手しない人は退場」(意見を発しないことは、居ないことと同じ)と、社会さながらの厳格なルールを提示。
教室には一瞬で緊張感が生まれ、生徒たちは「本気で臨めばそれだけの学びがある」と身を引き締めました。

講座はケーススタディを用いたディスカッションを通じて、正解のない課題に向き合う際の思考プロセスを実践的に学ぶ内容です。
宇野先生が繰り返し強調したのは、主体的に発言し、発言量のバランスを意識し、場の雰囲気をつくること。
社会が求めるのは知識だけでなく主体性と協働力であり、迷ったときは「GO」を選ぶ姿勢だというメッセージが印象的でした。

講座後の振り返りでは「東大に入学して再び宇野ゼミに参加します」「交換留学にも絶対行きます」といった感想が相次ぎ、堂々と発言するTDU生がとても頼もしく映りました。
今回の宇野ゼミは、話し方や問題解決だけでなく、主体的な行動と目標設定の重要性を考えさせられる濃密な時間となりました。

宇野 健司先生

1985年早稲田大学卒業。1992年ニューヨーク市立大学大学院(MBA)修了。
MBA取得後に大和総研に入社し、1995年には証券アナリストジャーナル賞を受賞。
2004年より大学での連携講座を提供。
現在は大和総研リサーチ本部副部長を務める傍ら、東京大学の非常勤講師として通称「宇野ゼミ」を担当。

宇野ゼミとは

総勢400名を超える東京大学教養学部のゼミです。
週に1回、事前グループワークとディスカッションを通してケースについて学び、議論する中で将来について考え、ディスカッションスキルを高めます。
組織の上から下まで様々な立場を疑似体験することによって、社会に出たときにどのようなことに気を付ければ良いのかを学んでいきます。