授業冒頭、アニメーション動画を用いてゲームの世界観や操作方法を確認したうえで開始しました。
画面上のガイドに従い、各チームは目標達成に向けて資金配分を協議します。
さらに、消費・貯蓄・寄付・投資の比率を巡り、活発な議論が続きました。
ゲーム内では「交通事故による長期入院」など想定外のイベントが発生し、計画の見直しを迫られる場面も。
時代変化や突発要素を織り込むことで経済活動に伴う不確実性を体験的に学ぶ構成になっています。
進行とともに「経済だけでなく、環境や社会指標にも目を向けよう」という声が生徒たちから上がり、自発的に教室内に各チームの代表が集まった様子は、まるで世界サミットそのもの。
社会全体を意識した意思決定へと議論が深まった点が印象的でした。
自らの選択が社会に及ぼす影響を意識しながら意思決定を行う経験は、金融リテラシーのみならず、社会的責任感の醸成にもつながっています。