「校長ブログ」 No.175(2020年1月17日)

2020.01.17

最後のセンター試験

今年で最後となる大学入試センター試験が、明日から実施されます。本校からも150名前後の高校3年生が受験することになっています。

センター試験の歴史は1990年にさかのぼります。もともとは国公立大学向けの共通テストとして1979年から始まった共通一次試験に代わり、国公立のみならず私立大学も利用でき、また受験科目も大学側が自由に設定できる大規模な共通テストとして運用が開始されました。現在、利用大学数800校以上、志願者数55万7千人が受験する巨大テストです。

しかし、人口減少や社会・国際情勢の変化にともない、センター試験のようなマークシート方式ではできない、受験生の英語を話す力や記述する力を問うことが求められるようになり、その結果、来年からは大学入学共通テストが実施されることになったわけです。(その入試改革の目玉であった英語民間試験と記述式問題の導入が見送りになってしまったのですから、なんとも皮肉なことです…)

入試制度の変わる前後は、どうしても受験生の安全・安定志向が高まります。「新しい形式のテストを受けないですむ今年のうちに合格しておきたい」と誰しも考えますから、自分の実力で確実に合格できるランクに志望校を下げる受験生が増えます。首都圏の大規模大学での入学定員厳格化もあって難関私立大学が敬遠され、中堅私大の志願者・受験者がグンと増えてしまい、結果的に今までなら合格確実だったはずの大学に不合格となってしまう現象が、ここ数年見られるようです。

安全と思っていた志望校が安全ではない状況は、今年の入試でも当てはまるはずです。そうであるならば、なおさら「入れる大学」より「入りたい大学」を軸に、難易度の幅をできるだけ広くとって受験することが大切だと思います。

今晩から首都圏では天候が崩れるとのこと。明朝の交通機関の混乱も想定して、少し早めに受験会場に向かうのが良いでしょう。

受験生諸君の健闘を祈ります。