「校長ブログ」 No.200(2021年3月30日)

2021.03.30

聖火リレー始まる
 
1年延期されていた東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが3月25日に福島からスタートしました。約1万人の走者が121日間かけて47都道府県を一筆書きルートで巡りながら、開会式の行われる国立競技場をめざすことになるそうです。
 
今後の新型コロナの感染状況次第ではオリンピック・パラリンピック開催も危ぶまれるところですが、聖火リレーが始まったことで、私たちのオリ・パラへの関心も少しずつ高まっていくことでしょう。
 
56年前の東京オリンピックの時(1964年)、私は幼稚園の年長組でしたが、幼稚園総出で日の丸の小旗を振りながら聖火ランナーを見た記憶があります。当時の記録によれば、1964年の10月9日11時過ぎに武蔵野市から練馬区に聖火リレーが通ったようです。「世界中の青空を全部東京に持ってきたような素晴らしい秋日和」(NHKの開会式実況中継でアナウンサーが放った名言)だった10日の開会式前日は土砂降りのはずですが、その記憶はありません。私にとっての64年の東京オリンピックの思い出は、この聖火リレーだけです。
 
この聖火リレーは、まだアメリカの施政下にあった沖縄からスタートしています。当時の沖縄では祝日以外に日の丸の掲揚が許されていませんでしたが、沖縄の人々は日の丸の小旗を振って聖火を出迎えました。沖縄との友好を世界にアピールしたいアメリカ政府が日の丸の小旗に文句は言わないはず、という計算があったとは、一昨年の大河ドラマ「いだてん」でも描かれていたエピソードです。
 
世界に日本の戦後復興の姿を見せる絶好の機会として開催された1964年の東京オリンピック。日本中にみなぎる熱気と祝祭感、アマチュアリズムのスポーツ祭典であったころのオリンピックの雰囲気を知るには、有名な市川崑監督のドキュメンタリー映画『東京オリンピック』をぜひご覧になっていただきたい。整然たる開会式の高揚感、選手たちの細やかな表情(マラソンの金メダリスト、アベベ選手の哲学者の如き横顔!)や、死闘を繰り広げた棒高跳び、女子バレー決勝などの名勝負、そして感動的な閉会式…、観ているうちに自然と胸が熱くなるはずです。
 
 
さて、私事ですが、3月31日をもって校長職を退任することになりました。2期6年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 
ということで、私の校長ブログ、ちょうど200号でひとまず擱筆となります。いずれまた、どこかで…。


この3月に卒業した高校3年生から寄贈してもらったソメイヨシノの苗木です。
植えたばかりでしたが、



ご覧のように、花を咲かせました。

世の中に たえて桜の なかりせば 
         春の心は のどけからまし (在原業平)