「校長ブログ」 No.156(2019年4月12日)

2019.04.12

入学式と桜

新年度がスタートしました。4月1日には新元号「令和」が発表されました。新しい時代が始まるという高揚感の中、8日には入学式を挙行いたしました。小雨模様の肌寒い生憎の天候でしたが、中高あわせて418名の新入生を迎えることができました。3月中に満開となったソメイヨシノですが、今年は開花後に寒い日が続いたせいか、例年よりも花の持ちが良かったようで、校門の桜をバックに記念撮影される新入生親子も多く見られました。

さて、入学式の式辞ですが、今年はサン=テグジュペリの『小さな王子(星の王子さま)』の一節「心で見なくちゃ、ものはよく見えない。大切なものは、目には見えないんだよ」(野崎歓訳)を引いて、本校の校訓である「人間らしく生きる」ことも、かんたんには目にすることのできない大切(本質的)なことだから、心で見ることを忘れずに、本校での生活を通じてその意味を考え続けて欲しいとお話させていただきました。

校門脇のソメイヨシノも、そろそろお仕舞いです。昨日は強い北風にあおられて、朝の校門周辺は花吹雪が舞いました。歌舞伎の『金閣寺(祇園祭礼信仰記)』の名場面、雪姫による「爪先鼠(つまさきねずみ)」を思い起こさせる、それはそれで美しく見事ではありますが、その後は大変です。清掃業者の方は朝早くからエントランス内に吹き込んだ花びらを片付けてくれていますが、掃いても掃いてもキリがありません。「花はきれいで良いけれど、後始末のことを考えると…」と業者の方の顔は曇りがちな春の一日でした。