「校長ブログ」 No.150(2019年2月5日)

2019.02.05

文化講演会 「ディズニー 奇跡の神様が教えてくれたこと」

1月31日(木)、武蔵野市民文化会館大ホールで恒例の文化講演会が開催されました。今年は、(株)ヴィジョナリージャパン代表取締役の鎌田洋さん(“先生”ではなく親しみをこめて“さん”と書かせて下さい)の「ディズニー 奇跡の神様が教えてくれたこと」というお話を聴かせていただきました。

鎌田さんは新婚旅行でカリフォルニアのディズニーランドを訪れ、その素晴らしさに魅了されます。1983年4月に東京ディズニーランド(TDL)が開園されることを知ると、どうしても自分もそこで働きたいと社員募集に何度もチャレンジ。31歳で念願のTDLの一員に迎えられますが、配属先はカストーディアル(清掃)部門という、大切ではあるけれど決して華やかな仕事ではありませんでした。

しかし、ここで鎌田さんは大切な人と出会います。それはウォルト・ディズニーの理想を現実のものとし、ディズニーランドの清掃業務を確立したといわれるチァック・ボヤージン氏、掃除の神様です。彼との運命的な出会いを通じて、鎌田さんはウォルト・ディズニーが目指した理想の世界とは何かを深く知ることになります。
  • 掃除は汚れたからするものではない、汚れる前に掃除をする。人はきれいであればあるほど汚さなくなる。
  • ディズニーランドは毎日が初演の劇場である。キャストは毎日が初舞台のつもりで働くのだ。
  • 人は自分自身で限界を作ってしまう。諦めずに努力を続ければ未来は開ける。過去は変えられないが未来は変えられる。
  • 今できることは今すぐにやる。嫌なこと辛いことこそ気合いを入れてすぐに実行する。自分で限界を作ってはならない。
  • 何でも人に頼るのではなく、自分で考える習慣を身につける。
  • キャストの仕事はゲストの気持ちを良くすること、幸せを提供すること、夢を与えること、そのためにゲストの期待を上回るサービスを提供する。
  • 人は「ありがとう」の数だけ幸せになれる。「ありがとう」がもらえなかったら、自分から周りの人に「ありがとう」と言えば良い。

ディズニーランドのゲストたちは、見知らぬ者同士であっても旧知の友のように互いに手を振って挨拶します(確かにその通りです!)。それこそがウォルト・ディズニーの目指した世界だというお話に、私は大変感銘を受けました。すべての人が幸せな気持ちになり、心を通わせることのできる場所、それがディズニーランドなのでしょう。

現実の世界は至るところに孤立や分断が存在しています。肌の色、宗教、言語、理念の違いを越えて、すべての人々が連帯できる世界がディズニーランドだけでいいのだろうか、と考えてしまいました。