「校長ブログ」 No.75(2016年12月24日)

2016.12.24

本日で2学期を無事終えることができました。終業式の式辞ではこんな趣旨のお話をしました。

この一年に起こったさまざまな出来事を通じて感じるのは、日本でも世界でも経済的な格差や貧困の拡大を背景とする事件や紛争が目立ったことです。そして、世界各地に渦巻く不満の矛先はそれぞれの政府に向かうのではなく、より貧しい人々やマイノリティなど社会的弱者に向けられているように感じられた一年でありました。弱い立場の人たちに配慮して物事を考える余裕がなくなりつつあるのが、今の世界なのかもしれません。

このように厳しい時代にあって生徒諸君に求めたいのは、自分と自分の身近な人たちのことばかりでなく、自分とは縁遠い存在に対して思いを馳せることができる想像力を持つことです。想像力を磨くためには広い視野を持つことが必要です。そのためにも知識はできるだけ持っていた方が良いのです。また、相手の思いや気持ちを理解するためには共感する能力を高める必要があります。価値観の違いを認め合った上で協働できるコミュニケーション能力を身につけることが大切でしょう。

相手の立場に立って考えることができなくなった社会に未来はありません。未来を担う生徒のみなさんには、目に見えない存在を思いやる想像力と共感力を身につけて欲しいと述べて、終業式の挨拶としました。

校長ブログ、年内の更新はここまでとさせていただきます。今年一年ご愛読いただきましてありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさま、どうぞ良い年をお迎え下さい