「校長ブログ」 No.70(2016年11月18日)

2016.11.18

模擬選挙の授業(中3社会a)

11月14日(月)、16日(水)の二日間にわたり、小金井市選挙管理委員会のご協力をいただいて中学3年生を対象とした模擬選挙の体験授業が実施されました。

科目担当者の島崎先生は今回模擬選挙を授業に取り入れた理由として、「選挙のことなんて自分にはまだ関係ないと思っているかもしれないが、いろいろな価値観や考え方を理解し、その上で自分の意見を持つことがいかに大切であるかを感じて欲しかった」と話してくれました。

最初に選管の方から日本の選挙制度についてクイズをまじえたレクチャーを受けてから、若年層の投票率が低下している状況を打開するためにはどのような政策が必要か、というテーマを争点に模擬選挙が行われました。

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模擬選挙には3人が立候補。生徒は政見放送(録画)を見て、それぞれの意見(①投票を義務制にする ②買い物などに使えるポイント付与制にする ③有権者の意識を啓発する運動を増やす)をよく吟味した上で誰に投票するかを決めます。

小ホールの舞台上には選挙で実際に使用される記載台と投票箱が設置され、いよいよ投票開始です。投票用紙も本番と同じものを使用しました。

投票の結果は次の通りでした。
有効票数 152票  無効票数 9票
① 義務制   49票
② ポイント制 58票
③ 啓発運動  45票

どの意見も過半数を得られず分散する結果となったようです。でも現在の選挙制度では比較1位のポイント制を訴えた候補者が当選となるわけですね。
 

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さて、今回の模擬投票の授業を受けて、生徒たちはどんな感想を持ったのでしょうか。

授業終了後に生徒たちの書いたアンケートを読ませてもらうと、「投票用紙がとても書きやすかった」や「投票自体は思っていたよりも簡単にできることが分かった」といった意見が多く見られました。また投票率を上げるための工夫として「投票所の数を増やす」や「ネット上から投票できるようにしたら」といった意見もありました。

「実際の選挙では政党や候補者の政策・考えの違いを判断できるか不安」という意見や、「多数決が本当に正しい結果なのか、少数派の意見は切り捨ててもよいのか…」といった民主主義の本質を突くような疑問も見られました。

彼らが18歳となる3年後には、自分たちのコミュニティや国の政治に積極的にコミットできる主権者に育っていて欲しいと願っています。