「校長ブログ」 No.59 2016年7月22日

2016.07.22

失敗から学ぶ

7月20日の1学期終業式では、日本の囲碁界のトップに立つ井山裕太さんのことを紹介して、失敗から学ぶことの大切さについてお話ししました。

井山さんは5歳の時にテレビゲームで囲碁と出会うとすぐにその才能を発揮し、小学1年でプロに弟子入りされ、その後も囲碁界のさまざまなタイトルの最年少記録を塗り替えて、今や日本の棋士ランキング一位、七冠獲得を成し遂げた天才です。

井山さんは自分の囲碁の強さのヒミツを「失敗から学ぶ」ことにあると言います。まだ入門したての井山さんは対局で負けるたびに泣いて悔しがっていたのだそうです。そういう井山さんに師匠は「泣いていても強くなれない。自分の失敗から学ぶことができないと、いつまでたっても成長も進歩もないぞ」と諭されたそうです。

それからの井山さんは、すべての対局について棋譜を記録して徹底的に自分の手筋を再点検したのだそうです。井山さんが自分の天才だけに頼ることなく、努力して強くなっていったことがわかります。失敗の中にこそ成功の種が宿っているのです。

井山さんは一対一の対局ではどんなに苦しくても誰も助けてくれない。最後は自分の今までの積み重ねてきたことを信じて立ち向かうしかない。自信を持って勝負に臨めば、たとえ負けても納得できると言われています。

地道に努力を継続し、果敢に挑戦し、失敗してもそこから何かを学びとって次に生かそうとすること。そういう気持ちや態度があったから、今の井山さんがあるのでしょう。

生徒諸君には「失敗しない人間になろうとするな 失敗から学べる人間になれ」と述べて式辞を終えました。

さて、夏休みが始まりました。生徒のみなさんには記憶に残るような素晴らしい夏休みを過ごして欲しいと願っています。