「校長ブログ」 No.20(2015年9月7日)

2015.09.07

ある高校生の夏休み

夏休み前には「休み中にふだんできないことに取り組んでみよう」とお話ししていたので、みなさんがどんな夏休みを過ごされたのか気になっていたところ、始業式の翌日に、ある高校1年の男子生徒が自分の夏の経験を報告するため校長室を訪ねてくれました。

「今年の夏休みは今までとはまったく違った夏休みになった」

彼は8月3日~20日までアメリカ・シアトルでのホームステイに参加したのですが、そこでの初めての異文化体験と、文化の異なる人たちとコミュニケーションすることの難しさ大切さに、深く考えさせられた夏休みになったそうです。

アメリカの一般家庭で生活して、最初は日本との違いに戸惑うことも多く、言葉や習慣、そして価値観の異なる者同士がコミュニケーションすることの大変さを痛感したとのこと。しかし人としてどこかでわかり合える共通点を見いだせれば、必ず異文化理解は可能だと実感できたそうです。

彼はまた、世界各地でおきている対立や紛争も、自分とは異なる価値観や文化を持っている人々の存在を知り、根気強く対話を続けていくことで解決につながるのではないかとも考えたそうです。(高校始業式でご紹介した、国際基督教大学学長の日比谷先生のご意見にもつながりますね)

「観光は平和へのパスポート」

帰国後、彼は東京都の「おもてなし親善大使育成塾」にも参加して、ボランティアの観光ガイドとしての研修を受け、都から「おもてなし親善大使」に任命されたそうです。これからボランティアガイドとして、異文化交流や観光を通じた平和活動のお手伝いをしたいと言っていました。

彼の今後の活躍に期待したいと思います。


※「観光は平和へのパスポート」…国際連合が国際観光年(1967年)にあわせてつくったスローガン