中3社会科見学

2023.03.15

3月7日(火)~9日(木)に中学三年生の社会科見学会として東京地方裁判所にて裁判傍聴を実施しました。
クラスごとに集合し、各クラス3班に分かれて刑事事件を傍聴しました。
実際に傍聴した裁判はドラマとは違い、緊張感に包まれて生徒たちも真剣に傍聴していました。
生徒の感想を少し紹介します。

「今回の見学会にてひとつわかったことがあった。それは、被告人が浅はかな理由で犯行に及ぶ訳では無いということだ。【中略】少なからずその犯行に及んだ際になんかしらの深刻な原因があると考えた。【中略】このような人々が生まれる今の社会にも違和感を持っている。本人たちが今までに全く頑張っていなかったからこのようなことになってしまったのだろうか。そうでないならばなぜ本人たちはこのような状況に陥り、罪を犯すまでしてしまったのだろうか」

「今回裁判を見て、こんなにも全員が冷静であることにとても驚きました。特に検察側、弁護側は被告人に質問する際に感情がないように感じられるほどでした。裁判とは人の人生を変えてしまうものなので弁護側、検察側とも多大な時間をついやし、さまざまなことを立証していく、とても大変な作業だということを改めて感じました。ドラマや映画などでみる裁判とは全然雰囲気が違い、誰も感情的にならず淡々と事実を述べていくかたちがとても印象的でした」

裁判が終わった後に裁判官に質疑の時間を取ってもらった班もありました。
その中で、18歳以上であれば裁判員制度などで裁判に関わる可能性があることを説明されました。
生徒たちにとっても裁判が自分にも関わることであると感じた見学会になったようです。