TDUエンパワーメントプログラムが開催されました

2018.01.27

1223日(土)~27日(水)の5日間,()アイエスエイの協力のもと本校にてエンパワーメントプログラムを開催いたしました。エンパワーメント(empowerment)とは「人に自信を持たせる」「人に力をつける」という意味で,このプログラムを通して自分の殻を破り,自分の才能に向き合い,将来の選択肢を広げ,「自分自身を信じられるようになるプログラム」です。本校の中学3年生4名,高校1年生11名,高校2年生5名の計20名が参加いたしました。

外国人ファシリテーターの指導のもと,留学生グループリーダー(GL)とのディスカッションやプロジェクトをAll Englishで行いました。参加者5人に対して1人のGLがつくことで密に意見交換をすることができました。国籍もインド,インドネシア,フィリピン,ナイジェリア,パキスタンと様々で,多様な価値観に直に触れる絶好の機会となりました。アイデンティティ,ポジティブシンキング,リーダーシップ,さらには高齢化社会や水問題といった世界の社会問題に関してディスカッションを重ねました。その後は必ずスピーチ,ポスタープレゼン,ドラマなど様々な形式でアウトプットをして理解を深めました。

5日間,毎日6時間すべて英語で行われる大変タフなプログラムにもかかわらず,参加者は全員最後まで積極的にそして前向きに取り組んでいました。昼休みには留学生と一緒に昼食をとりながらコミュニケーションを図るグループも見られました。最初は “understand?”という問いかけにも “yes” “so so”と小声で反応する程度でしたが,さすがに柔軟性のある中高生だけあり,プログラム後半からはグループごとに助け合って難しいプロジェクトにも果敢にチャレンジしていました。

最終日には “What did you learn in this program?” “How did you change after this program?” “How is this program useful for your goals?” という内容で一人ずつ英語によるプレゼンテーションを行いました。今の自分を肯定的に捉え,各自の思いを堂々と伝える姿にこのプログラムで得たものの大きさを感じることができました。自分は何者か,自分は何を考えているのか,自分は将来どのように社会と関わっていくべきかを深く考えられた5日間だったと思います。

最後にファシリテーターのNikhilから「とてもみんなよく頑張った。誇りに思う。でもこれからが重要です。この5日間をこの20名で乗り切ったわけだから,今後も校内ではこの20名同士は英語で話すこと。突然学校に来てチェックするぞ(笑)。そして夢に近づけるように努力すること。」と,もちろん英語でコメントをいただき,Certificationを受け取りプログラムが修了しました。

以下は参加生徒の感想です。

  英語力を高めるだけでなく,自分の価値観が大きく変わったり,チャレンジ精神を身につけたりすることができた。
  ネガティブだった性格をポジティブに変えるきっかけになりとても貴重な体験ができた。
  プレゼンテーションスキルや積極性,諦めないこと,世界中の様々な話題を知ることができた。とても大変ではあったが,とても充実した5日間だった。
  とにかくたくさん話せ,休み時間に鬼ごっこをしてみたり,ナイジェリアのおとぎ話,中国語,ヒンディー語などを説明してくれたりして面白かった。
  お互い英語が母国語ではない分,英語を共に学べてよかった。また,留学生の方々も丁寧に自分たちの話を聞いてくれ,何よりすごく協力的でよかった。
  意見を英語で伝えることや聞き取ることは難しかったが,たくさん英語に触れて楽しさを学ぶことができた。
  何事にも挑戦していくことが大切だと思った。もっと単語を覚えて話したいと思った。 
  自分の良いところをさらに向上できたし,新しいポイントもできた。
  自分から勇気をもって試すことが増えた。自分の良いところも知ることができたので,自分に自信を持つことができた。

Identityについて一生懸命に考えています。

ポスタープレゼンの練習中です。
それぞれが役割を担ってチームで取り組みました。

昼休みもGroup Leaderとたくさん話しました。

Closing Ceremonyでファシリテーターの先生から最後のコメントをいただきました。

Certificationを持って写真撮影。
みんなよく頑張ったね!!