ブルーバックス
身近な機械のしくみを解き明かす
図解・わかるメカトロニクス
小峯龍男 著: 本体 740円
発行年月日:1997年4月20日
サイズ:173×113mm :234ページ
ISBN4-06-257166-8
1 タッチパネルが操作できないと、これからは切符も買えません
・センサ(タッチパネル)
2 握り寿司の味はねじ加減ひとつ。空気は優しい動力源です
・空気圧制御(寿司ロボット)
3 電車と空気は切っても切れない仲。安全確保は空気におまかせ
・空気圧制御(電車のドア)
4 生まれたときの形を覚えている金属――材料には記憶性があります
・形状記憶合金(各種器具)
5 点火してすぐ手を離すと火が消えてしまうのは安全の証なのです
・熱電現象(熱電対)
6 時速20Km――回るタイヤと止まるスピードメータ
・ばねと電磁誘導(スピードメータ)
7 連続した動きから断続的な動きを作るメカニズム
・機械で作る間欠動作(走行距離計)
8 鉛筆削りから自動車のオートマまで、こんなしくみで動いています
・遊星歯車機構(鉛筆削り)
9 自動車の内装変速装置に3段変速が多いのはなぜ?
・遊星歯車機構(内装変速装置)
10 ここにもやっぱり遊星歯車。回る回るコーヒーカップ
・遊星歯車機構(遊園地のコーヒーカップ)
11 夏の冷たいジュースと冬の暖かいお茶。自動車用温冷庫のひみつ
・熱電現象(ベルチェ効果)
12 備えあれば憂いなし。ガス漏れ警報機はどうやってにおいを嗅ぐ?
・センサ(ガスセンサ)
13 家庭用冷蔵庫の「勝手に氷を作る機械」はセンサのかたまりです
・センサ(自動製氷器)
14 歴史に裏付けされたメカニズム。扇風機の首振りは永遠です
・歯車とリンク機構(扇風機)
15 フランス製のしゃれたコルク抜きもリンクの応用品です
・リンク(パンタグラフ)
16 ワイパは常にフロントガラスの「端っこ」まで動いて停止します
・リンクとスイッチ(自動車のワイパ)
17 エアコンや冷蔵庫で「インバータ制御」って聞くけど何のこと?
・モータ(インバータ制御)
18 小雨のときにはやっぱり、休んだり動いたりの間欠動作が便利です
・発振回路(自動車の間欠ワイパ)
19 いわれて納得。地面の下に使い捨ての大型機械
・シールド工法(地下鉄)
20 ガスを燃やして冷房、熱いはずなのに炎でどうして冷えるの?
・熱交換(ガスヒートポンプ)
21 コードがなくても電気が送れる!そんな方法があるんですか?
・無接触給電(電動歯ブラシ)
22 モータの原理を思い出しながらリニアカーを作ってみよう
・モーター(リニアモーターカー)
23 何と超音波が動力に使われています
・モーター(超音波モータ)
24 洗濯機の脱水、静かに回っていますか?これにも工夫があります
・遠心力バランサ(洗濯機)
25 掃除機の長いコード、長さを調節できるのは重宝です
・ロック機構(コードリール)
26 家庭電化製品のファジーとニューロ。よく聞きますが何でしょう?
・マイクロ制御(ファジーとニューロ)
27 蘇る古代ギリシャの科学観――万物の根源は「火と水と空気と地」
エアコンから駅の自動券売機、遊園地のコーヒーカップまで、日常生活でお目にかかる機械のほとんどが、電子制御やパソコン等の技術をうまく取り込んだ「メカトロニクス」という技術に支えられています。
本書は、メカトロニクスならではの工夫やアイデアが盛り込まれた身近な機械を取り上げ、その基本的なしくみをくわしく図解します。
複雑きわまりない動きが、ほんの2、3個のパーツの組み合わせで実現されていたり、当然電気モータで動いていると思われるものが、実は空気圧を電子制御したものだったり、我々の先入観をくつがえす技術がいっぱいです。